2016年9月27日火曜日

島崎遥香、主演ドラマで壁に直面 自身の演技に「悲しくなるくらいの出来…」





“ぱるる”こと島崎遥香が16日、六本木・テレビ朝日本社にて行われたドラマ『警視庁 ナシゴレン課』(テレビ朝日系列、10月17日スタート 毎週月曜 24:15~24:45)の囲み会見に出席。この日、本読み(撮影前に演者が脚本をせりふのような調子で読み合うこと)を終えたばかりの島崎だが、これからの撮影に向け、“ぱるる”独自の姿勢で撮影に臨む意思を示した。

島崎が挑むのは、25歳にして警視庁のある捜査課の課長に任命された刑事の風早恭子。このドラマは、秋元康がこれまでにない刑事ドラマをということで、“ワンシチュエーションコメディー”で展開する。誰も捜査に出かけることなく、すべての謎が“刑事部屋”で解決されてしまうという前代未聞の刑事ドラマになっている。
     
島崎演じる恭子は、『警視庁 ナシゴレン課』の課長。捜査はすべて部屋でできると考え、足で稼ぐというような“昭和”な考えを全否定しているため、自ら部屋を出て捜査にあたることはほぼないに等しい。しかし、卓越した洞察力、推理力により数々の難事件を解決する。

ワンシチュエーションの撮影は今回が初挑戦となる島崎。本読みを終え、「全然ダメでした。自信があったわけではありませんが、本当に悲しくなるくらい自分の出来にガッカリしています……」と述べていたが、「これから撮影なので、まだどうなるのかわかりませんが、楽しみではあります! 監督が舞台のような感覚でと仰ってくれたのですが、舞台の経験もゼロなので……。いったん家に持ち帰って台本を読み直そうと思います(笑)」と撮影までに調整してくる姿勢を示し、役者魂を垣間見せた。

恭子は、高飛車な課長という設定。しかし、島崎は「意外とボケてみたり、課のみなさんと仲の良い感じだったりしますので、先程の本読みで台詞を言ってみたら余計わからなくなってしまいました……」とイメージ作りに苦戦の模様。さらに刑事について、「外に出て走り回って、いろいろ検証したりしている」イメージを持っていたという島崎だったが、「実際、台本が送られてきたら思わず笑ってしまうような事件が多く……。想像していた刑事ドラマとは少し違いました(笑)」と述べている。ワンシチュエーションという特別な撮影スタイルに加え、一風変わった刑事ドラマ……。いずれも、島崎が女優として新たに体験できる要素が多そうだ。

また、この作品で古田新太(石鍋幹太役)や勝村政信(伊吹暁彦役)と共演するが、島崎は「今まで、私がテレビや映画で自分が見ていた方々なので、まさかこうやってご一緒させていただけるなんて思ってもいませんでした。本当に嬉しいですし、勉強させていただこうと思っています!」と意欲を見せていた。

そして、21日に撮影がスタート。現場での島崎はミニスカスーツで高飛車課長を演じていたが、部屋から出ないで事件を解決するという設定だけに、足元は可愛らしいピンクの室内履きを使用。そこからも室内からは“出ない”意思が感じられる。撮影はワンシチュエーションということもあり、本番収録まで念入りにリハーサルが繰り返されていた。その合間、演出家や出演者から「こうした方が~、ああした方がいい!」と意見も飛び交い、現場で作り上げられていくリアルな緊張感が漂う中、島崎も、本読み後は自信なさげに話をしていたが、現場では古田や勝村といった先輩俳優たちに混ざって堂々と演技を披露していた。




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